ABOUT

運営について

誰が、どんな環境で、どういう方針で運営しているか

§ 01 infra-study.org とは

infra-study.org は、インフラ技術を「読むだけでなく、実際に触って学べる場所」を目指した学習サービスです。教材・演習環境・この Web サイトを、個人で設計・開発・運営しています。

教材の本文は登録なしで読めます。実際にサーバへ接続して操作する演習だけ、環境の割り当てが必要なため予約制にしています。

個人で運営しているサービスです。会社組織ではありません。そのうえで、演習環境の構成・セキュリティの考え方・障害時にどうするかを、このページで公開しています。

§ 02 作っている人

運営Taro(個人)
拠点関東
職業インフラエンジニア(経験 約 18 年)
主な領域OS 周り(Linux / HP-UX / ESXi / Windows Server)、ストレージ、バックアップ。それに Oracle を少々
経験した案件大規模な基幹システムから、小規模な社内システムまで
このサービスでの担当教材の執筆、演習環境の設計と構築、Web サイトの開発、予約基盤の運用まで
技術記事Zenn(構築の過程と、つまずいた点を公開しています)
連絡先X (@taro3_01)

なぜ作ったか

個人的な動機から先に書きます。

会社員として長く働いてきましたが、自分の力で稼いだと言えるものが、ひとつもありませんでした。給料はもらっていました。ただそれは、自分が何かを成し遂げた結果ではありません。一度でいいから、自分の手で作ったもので対価を得てみたい。それがこのサービスを始めた出発点です。

どうせやるなら、誰かの役に立つものにしたいと思いました。それで教材を選びました。

自分自身の勉強のためでもあります

インフラという分野は範囲が広く、18 年やってきても「これは深く分かっている」と言い切れる領域は多くありません。案件で必要になった技術をその都度おぼえる働き方を続けてきた結果、浅く広くになりました。ここを抜け出したい、というのがもうひとつの動機です。

教材を書くと、分かっていないところを飛ばせません。「なぜこの設定が要るのか」を書こうとすると、分かったつもりだった部分が必ず出てきます。この教材が実際に動かして確かめることにこだわっているのは、教える側の私自身が、浅いまま通り過ぎたくないからでもあります。

教材と現場のあいだの段差

インフラの学習には、教材と現場のあいだに大きな段差があります。コマンドの説明は読めても、「そのコマンドを打つと実際に何が起きるのか」「壊れたときに何を見るのか」は、動いている環境を触らないと身につきません。

一方で、学習のためにサーバやスイッチを買い揃えるのは現実的ではありません。かといってクラウドの仮想マシン 1 台では、ネットワークを分けたり、経路を壊したり、ストレージを繋ぎ替えたりといった操作ができません。

そこで、物理サーバを 1 台用意して演習環境を組み、ブラウザから触れる形で公開することにしました。買わなくても、壊せる環境で練習できる場所を作るのがこのサービスの目的です。

いつかは、これで対価を得たい

このサービスはいま無料で提供しています。ただ、いつかは自分の作ったもので対価を得たいと思っています。趣味として作って終わりにするつもりはなく、続けられる形にしたいからです。

そして、稼ぐこと自体が目的ではありません。得られたものの一部は、寄付という形で外へ返したいと考えています。自分や家族の暮らしの中だけで終わらせるのではなく、もう少し大きい範囲へ届くようにしたい。そこまで含めて、このサービスでやりたいことです。

有料の仕組みを入れるときは、事前にお知らせします。

余談です。家族と、犬 1 匹・ねこ 2 匹・ぬこ 1 匹と暮らしています。正直に言うと、人間よりペットのほうが好きです。上に書いた「外へ返したい」は、この子たちのような存在へ向けた気持ちでもあります。

§ 03 演習環境の構成

演習環境は、クラウド事業者の仮想マシンではなく、運営者が用意した物理サーバ 1 台の上に構築しています。その物理サーバの上で仮想化基盤を動かし、受講者が操作する演習用のサーバを分離して払い出しています。

物理サーバ(運営者が設置・管理)
└ 仮想化基盤(Proxmox VE)受講者は操作しません
  └ 演習サーバ・ルータ・Web サーバなどここを操作します

「実機」という言葉について:このサイトでは、クラウド事業者のサービスではなく自前の物理サーバ上に構築した環境であることを指して使っています。受講者が実際にログインして操作するのは、その物理サーバ上に作られた専用の仮想サーバです。物理サーバそのものを直接操作することはありません。

クラウドの仮想マシン 1 台との違い

演習が終わると環境は初期化されます

予約枠が終わると、受講者が操作した演習サーバは、演習前の状態へ自動的に巻き戻されます。設定を壊しても、ファイルを消しても、次に使う人には影響しません。安心して壊してください。これは制限ではなく、この教材の設計そのものです。

§ 04 セキュリティの考え方

受講者どうしの分離

演習サーバは予約した人に割り当てられ、枠の終了時に初期化されます。前の利用者が作ったファイルや設定が次の利用者に見えることのないよう、環境ごと巻き戻す方式をとっています。

演習環境から外へ出られないようにしています

演習サーバは、演習に必要な範囲の外へ通信できないよう、サーバの内側ではなく仮想化基盤の側で制限しています。演習で管理者権限を使う章がありますが、その権限で制限を外そうとしても、外側の制限は変更できません。

制限をサーバの内側に置くと、演習で管理者権限を使った受講者がそれを解除できてしまいます。そのため、受講者が触れない層で止めるという設計にしています。この方式が実際に有効かどうかは、公開前の検査で毎回確認しています。

教材で配布するものの検証

演習で使うソフトウェアや教材用のプログラムは、演習環境の内部から取得します。取得したものが改ざんされていないかを、受講者自身が指紋やハッシュ値で照合する手順を教材に含めています。「取れたこと」と「正しいものが取れたこと」は別だ、という考え方そのものを教材の一部にしています。

ログイン情報の扱い

実機演習の予約には Google アカウントでのログインを使用します。Google のパスワードを infra-study.org が受け取ることはありません。取得する情報と使途は プライバシーポリシー に記載しています。

教材の本文を読むだけであれば、ログインも登録も不要です。

§ 05 障害時・停止時の方針

演習環境が使えないとき予約の受付を停止し、サイト上に告知します。予約済みの枠に影響が出る場合は、登録されたメールアドレス宛に連絡します
計画的な停止教材の更新や環境の作り直しのため、予約受付を一時的に止めることがあります。停止中はサイト上に表示されます
復旧の優先順位予約済みの枠がある場合を最優先とし、次に予約受付の再開、教材の更新はその後に回します
データの保全演習環境は毎回初期化される前提のため、受講者が演習中に作成したファイルは保存されません。残したいものは演習中に手元へ控えてください

個人運営であることの限界を先に書いておきます。24 時間の監視体制はありません。深夜や不在時に環境が停止した場合、復旧までに時間がかかることがあります。予約枠が消化できなかった場合は、あらためて予約していただく形になります。

§ 06 いまの状態

本サービスは β 版です。教材は順次追加しており、演習環境の仕様も変更されることがあります。現在の公開状況と更新の履歴は 更新履歴 に記載しています。

教材の内容、演習環境の挙動、説明の分かりにくいところなど、気づいた点があれば X (@taro3_01) までお知らせください。実際にいただいた指摘をもとに教材を直しています。

ご利用にあたっての条件は 利用規約 をご確認ください。

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